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2009年08月04日 「比叡山宗教サミット22周年 世界平和祈りの集い」に渡邊理事長が出席

「比叡山宗教サミット22周年 世界平和祈りの集い」(天台宗国際平和宗教協力協会など主催)が8月4日午後、滋賀・大津市の天台宗総本山・比叡山延暦寺で開催され、国内外の宗教指導者ら約1000人が参列しました。立正佼成会から渡邊恭位理事長はじめ、川端健之総務局長、中村憲一郎京都教会長が出席しました。

1986年、イタリア・アッシジで行われた「アッシジ平和祈願の日」の精神を継承し、翌87年、山田惠諦・第二五三世天台座主の提唱で「比叡山宗教サミット」が開催されました。以来、毎年比叡山に国内外の宗教者が集い、世界平和実現への祈りが捧げられてきました。
「一隅を照らす会館」前広場を会場に開かれた今年の集いでは、「般若心経」が読誦(どくじゅ)されたあと、半田孝淳・天台座主が平和祈願文を奏上しました。この中で半田座主は、世界各地の紛争に憂慮の念を示すとともに、「時代の要請に逆行して」核兵器の開発が進められている現状に言及。「大量破壊、大量殺戮(さつりく)に直結する核兵器の拡散を、世界の恒久平和を希求して集まった私たちは断じて受け入れることはできない」とした上で、オバマ米大統領が核兵器廃絶を目指すと表明したことに触れ、「核のない世界平和の実現に一筋の希望となるもの」と賛意を表しました。
続く「平和の祈り」では仏教、キリスト教、イスラーム、神道、教派神道、新宗教などの代表14人が登壇。新宗連(新日本宗教団体連合会)を代表して渡邊理事長も壇上に進み、諸宗教者と共に世界平和を祈念しました。このあと、『平和を祈る』と題してバチカン諸宗教対話評議会議長のジャン・ルイ・トーラン枢機卿による講演が行われました。集い終了後、大津市内のホテルでレセプションが開かれ、席上、渡邊理事長があいさつに立ちました。
なお、同集いに先立ち4日午前、渡邊理事長は本会京都教会を訪問。「開祖さまご命日式典」で講話を述べました。

(2009.8.21記載)