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2009年08月14日 「第44回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」

新宗連(新日本宗教団体連合会)および新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)主催による「第44回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立・千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催されました。新宗連加盟教団の信徒、来賓ら約2500人が参集。立正佼成会からは、新宗連特別顧問の庭野日鑛会長をはじめ、渡邊恭位理事長(常任理事)、庭野光祥次代会長(理事)が参列しました。

同式典は、教義や信条の違いを乗り超え、宗教協力の理念のもと、すべての戦争犠牲者に慰霊の誠を捧(ささ)げ、絶対非戦と平和実現の誓いを新たにするものです。
式典の冒頭、主催者を代表して岡野聖法・新宗連理事長(解脱会法主)があいさつに立ち、どのような場合でも武力による戦争を回避するよう訴えていくとした上で「人々の心にはびこる、恨み、妬(ねた)み、怒り、さげすみ、傲慢(ごうまん)、自我欲などの争いの元となる邪悪さの浄化を熱心に行い、尚一層の宗教協力の絆(きずな)を強め精進努力していきましょう」と述べました。また、「自己反省し、自我没却して魂を清らかにすると共に、誠を尽くし、調和をはかり、お互いに助け合い、支え合って、日本の安泰、世界平和に向かって力強く報恩奉仕していこうではありませんか」と参加者に呼びかけました。
次いで、新宗連加盟教団の青年女子60人の献灯、新宗連青年会代表2人による折り鶴の奉納に続き、教団別礼拝が行われました。
このあと、保積志弘・新宗連青年会委員長(大和教団嗣親(つぎおや))が「平和へのメッセージ」を発表。第二次世界大戦後も武力紛争が起きている現状に触れ、宗教者が共に手を携え、一人ひとりの信仰心により、平和な社会をつくっていく重要性を強調しました。その上で宗教青年として「私たちは『すべての命を尊ぶ世界』の実現に向けて、慰霊と感謝の誠を捧げ、世界平和を願い、絶対の非戦を誓います」と力強く決意を述べました。

(2009.8.21記載)