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2009年09月22日 庭野会長が「日本聖公会宣教150周年記念レセプション」に出席

「日本聖公会宣教150周年記念レセプション」が9月22日、東京・豊島区のホテルで行われ、同会の関係者ら約170人が参加、立正佼成会から庭野日鑛会長が出席しました。川端健之総務局長が同行しました。

席上、植松誠・日本聖公会首座主教(北海道教区)の歓迎の言葉のあと、庭野会長が来賓の一人としてあいさつしました。この中で庭野会長は、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の理事長として、同日本委の理事を務める植松首座主教、同日本委非武装・和解委員会副委員長の三鍋裕主教(横浜教区)の尽力に感謝と敬意を表しました。
また、1973年に本会を訪れたマイケル・ラムゼー英国国教会カンタベリー大主教(当時)の「宗教者は宗教本来の魂の救済という原点に戻るべき」との発言を紹介。「『本た(立)って道生ず』という言葉がありますが、宗教の本来なすべき役割を見失わないようにという非常に大切なご示唆を頂きました」と述べ、日本聖公会の宣教150周年に祝意を表すとともに、一層の発展を祈念しました。
レセプションでは、ローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教はじめ国内外からの来賓が紹介されました。WCRP(世界宗教者平和会議)日本委からは、庭野会長のほか、安田暎胤・法相宗大本山薬師寺長老、杉谷義純・天台宗宗機顧問、黒住宗道・黒住教副教主、宮本けいし・妙智會教団理事長、香取大信・神社本庁広報部国際交流課長が出席しました。
「聖公会」は、英国国教会を母教会とし、世界160カ国に36の管区を有するキリスト教会です。信徒は6500万人。カトリックとプロテスタントに大別される西方キリスト教会の中で、両者の要素を兼ね備え、その中間に位置する教派とも言われています。
18、19世紀に、英国と米国の両聖公会により東アジアに伝道され、日本には1859年に米国から2人の宣教師が渡来し、87年に「日本聖公会」が創設されました。現在、11の教区があり、教育医療機関として立教学院、桃山学院、聖路加国際病院などを設立。福祉や環境、人権擁護、人道支援などにも力を注ぎ、祈りとともに国内外で活動を展開しています。

(2009.10.02記載)