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2009年12月01日 「9条アジア宗教者会議」に庭野平和財団の野口専務理事が参加

第2回「9条アジア宗教者会議」が12月1日から3日まで、韓国・ソウル市郊外のホテルで行われました。アジアをはじめ米国、カナダ、ヨーロッパの各国などから宗教者ら約100人が参加。庭野平和財団から野口陽一専務理事が参加しました。

同会議の開催は2007年の東京に続くもの。今回は韓国キリスト教協議会を中心とした韓国宗教界の受け入れによって行われました。
会議では、東京大学大学院の高橋哲哉教授が基調講演。国際情勢や安全保障上の政策から見た日本の現状を紹介し、日本国憲法9条の持つ可能性を説明しました。また、韓国から見た憲法9条の意味に触れ、憲法9条を生かす今後の可能性について提言を行いました。
このあと、各国の代表者が、日本や東アジアの現状から9条を取り巻く環境、軍隊の存在や軍事行動が及ぼすコミュニティーへの影響などを報告。これをもとにした討議では、9条の精神に基づく宗教協力、平和活動のあり方などについて意見が交わされました。3日には、9条の精神を世界に広める10カ条の勧告と、フィリピン・マギンダナオ州で起きた大量殺人に関するアロヨ大統領への声明を採択し、発表しました。

(2009.12.18記載)