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2010年01月18日 ハイチ大地震の救援活動へ、一食平和基金から緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は1月18日、ハイチ南部を震源地として12日に発生した地震(マグニチュード7・0)の被害に対し、合計250万円の緊急支援を決定しました。浄財は、被災地で救援活動を行う国連機関やNGO(非政府機関)に委託されます。 

WHO(世界保健機関)傘下のPAHO(汎米保健機関)では、15日現在、地震による死者は10万人を超え、負傷者は人口の約3分の1に当たる300万人に上ると報告しています。特に被害の大きかった同国南部では、ライフラインが断絶した上、倒壊した建物によって道路が封鎖されるなど、各地で救援活動が難航するとともに、深刻な食糧不足も続いています。加えて、同国は政情不安の影響で貧困などの社会問題を抱えており、今回の地震による混乱で急速に治安が悪化しています。
こうした状況を踏まえ、同運営委員会では、被災地ですでに救援活動を展開しているWFP(国連世界食糧計画)に200万円、同じく被災地で医療活動を計画している特定非営利活動法人「AMDA」に50万円の支援を決定しました。
WFPは今後、近隣国から高カロリービスケットを輸送して被災者に配布するなどの食糧支援を実施。AMDAは現地の医療ニーズを調査後、地震により負傷した人々の外科治療などを行うことになっています。

(2010.1.22記載)