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2010年02月19日 メイエ氏を首席指揮者に迎え、佼成ウインド「第104回定期演奏会」

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の「第104回定期演奏会」が2月19日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われ、約1200人の観客が訪れました。

今回の演奏会は、今年、ポール・メイエ氏が首席指揮者に就任したことに伴い、『首席指揮者就任記念』として行われました。メイエ氏はフランス出身の世界的に著名なクラリネット奏者。ソロ活動の傍ら、指揮者としてヨーロッパ各地の主要オーケストラに客演し、好評を博しています。TKWOとは、2006年の「第1回TKWO作曲コンクール」の本選指揮で初共演しました。

演奏に先立ち、メイエ氏があいさつに立ち、「TKWOが創立50周年を迎え、その最初の定期演奏会に首席指揮者としてステージに立てることを光栄に思います」と述べました。
このあと、モーツァルトのセレナード第10番変ロ長調『グラン・パルティータ』、ヒンデミットの『交響曲変ロ調』、シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』作品28の全3曲が演奏されました。それぞれの演奏前には、メイエ氏が作品の時代背景や特徴を解説しました。
ステージ終了後、メイエ氏は「今日は皆さんの期待に応える素晴らしい演奏をお届けできたと思います。これからもファンの皆さんの意見に耳を傾けながら、吹奏楽の持つ可能性を追求していきたい」と語りました。

(2010.2.26記載)