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2010年03月05日 教団本部が「ISO14001」の認証取得

教団本部は一昨年末より、本部周辺施設を中心に環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、環境に配慮した視点から各業務の見直しを進めてきましたが、このほど、国際標準化機構の定める「ISO14001」の認証を取得しました。3月5日の「創立72周年記念式典」の席上、渡邊恭位理事長が認証登録について発表しました。

環境問題に対して立正佼成会は、これまで宗教者、仏教者の視点から、WCRP(世界宗教者平和会議)、新宗連(新日本宗教団体連合会)などとも連帯し、教団、教会、会員など各レベルで取り組みを行ってきました。今日的な環境問題に対して、さらに宗教者として役割を果たしていく意向から、「環境方針」によって教団の姿勢を明示し、具体的な目標を定め、活動し、振り返り、継続的に改善していくEMSを導入。国際標準化機構の定める「ISO14001」の認証取得を目指し、一昨年12月、渡邊理事長により、取り組みの"キックオフ宣言"が行われました。
「ISO14001」とは、組織の活動による環境への影響を持続的に改善するシステムを構築し、それを継続し改良する国際規格。システム構築には、国際標準化機構によって定められた項目を満たした上で、取り組みに対する具体的な目標値や計画を各組織が自主的に定め、審査が行われます。教団本部では、EMS委員会(委員長=川端健之総務局長)、同推進部会、同事務局を設け、課題分析や方針・計画の策定を行うとともに、学習会などを開き、職員に対する啓発に努めてきました。また、宗教界で先駆的に環境保全に取り組む「生長の家」の全面的な協力など各方面から支援を受けました。
取り組みの指針として、「いのちの尊重」「共生の実現」「簡素なライフスタイル」を基本姿勢とする「環境方針」を策定し、教団内外に公表。教庁では昨夏から、各部署にエコリーダーを配置し、実施計画に基づいて電気、紙、ごみなどの削減に取り組みました。その後、実績確認、活動評価、活動の見直しなどを経て、今年の2月15日に、外部審査機関から認証登録が通達されました。認証登録証は各施設に掲示されています。

(2010.3.12記載)