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2010年03月01日 EMS管理職研修会で福山外務副大臣が講演

教庁管理職を対象とした「EMS(環境マネジメントシステム)管理職研修会」が3月1日午後、大聖ホールで行われ、47人が参加しました。

立正佼成会は一昨年12月から、本部施設の「ISO14001」の認証取得に向けて活動をスタート。先月15日に認証を取得しました。
当日は、『日本の低酸素政策と業務・家庭部門の取り組みの今後』をテーマに福山哲郎外務副大臣が講演。同氏はスライドを用いて、地球温暖化による北極の海氷範囲の減少やモンゴルのウラン湖の消滅など、気候変動の影響を解説しました。
その上で、将来にわたって地球環境を保護するには、人々の「ライフスタイルの転換」が必要と強調。地域の伝統的な食文化や食材を見直す「スローフード」や健康的で自然との共存を重んじる「ロハス」などを示し、資源消費の抑制や持続可能な社会発展のあり方を多くの人に理解してもらうことが重要と述べました。
また、家庭での温暖化防止対策の一環として冷暖房機の設定温度の適正化や待機電力のカットなどを紹介。これらの積み重ねによって2050年には、二酸化炭素の排出量を1990年比で約4割削減できるという試算を提示し、「未来に向け、一人ひとりが温暖化防止の意識を高めて頂きたい」と訴えました。
このあと、認証登録証が渡邊恭位理事長から各施設管理者に手渡されました。

(2010.3.12記載)