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2010年04月22日 WCRP日本委がNPT再検討会議へ向け京都で記者懇談会

第8回NPT(核不拡散条約)再検討会議(5月3~28日、ニューヨーク・国連本部)の開幕を前に、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会(庭野日鑛理事長)は4月22日、京都市内のホテルで記者懇談会を行い、同会議でのWCRPの取り組みを発表しました。同会議に参加するWCRP国際軍縮安全保障常設委員会委員長の杉谷義純師(天台宗東叡山寛永寺円珠院住職)、同日本委員会非武装・和解委員会副委員長の三鍋裕師(日本聖公会横浜教区主教)が出席しました。

WCRPは1999年に、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特別諮問機関である総合協議資格を取得、国連NGO(非政府機関)としてこれまでも国連が主催するさまざまな会議に参画。諸宗教の連合体として発言、提言を行っています。5年に一度開催されるNPT再検討会議への参加は2000年(第6回)、05年(第7回)に続き、今回が三度目となります。
冒頭、畠山友利同日本委事務次長から日本および同国際委員会からの主な参加者名と、WCRPが参加するプログラム、主催するイベントなどについて説明がなされました。
主要なものとしては、7日に行われるセッション「NGOからの提言」の中で、杉谷師が各国政府代表を前にスピーチを行います。2日には、市内のユニオンチャーチで、WCRP主催「平和と核廃絶のための諸宗教の祈り」が行われ、同日本委員会から三鍋師が出席します。このほか、WCRP国際青年委員会が7日、国連本部内で、現在、世界の青年宗教者が展開している「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」について報告します。

(2010.5.7記載)