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2010年05月27日 東大寺で北河原新別当の晋山式 渡邊理事長が出席

奈良市の華厳宗大本山・東大寺で5月27日、華厳宗管長、東大寺第二百二十世別当に就任した北河原公敬大僧正(67)の「晋山(しんざん)式」が行われ、南都各寺院や各界から約800人が出席しました。立正佼成会から渡邊恭位理事長が列席、荒川公男奈良教会長が同行しました。

北河原師は奈良市生まれ。1953年、10歳で東大寺に入寺し、15歳で得度、執事長、上院院主などを歴任し、前別当・上野道善師の後任として、今年5月1日付で新別当に就任しました。任期は3年。祖父の公海師(第二百世)、父・公典師(第二百十世)=いずれも故人=も同寺の別当を務めました。
当日、渡邊理事長は、金堂(大仏殿)で行われた伝燈奉告法要に参列しました。金堂裏庭の特設会場で催された披露宴では、北河原師があいさつ。今秋の東大寺総合文化センター建立、伽藍(がらん)再興の構想などに触れ、後世への文化継承の大切さを強調するとともに、「華厳では人と人とが支え合い、つながり合い、共に生きることを教えている。生かされているいのちという自覚に立ち、日々精進したい」と抱負を語りました。渡邊理事長は北河原師とあいさつを交わし、祝意を伝えました。

(2010.6.4記載)