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2010年06月26日 大聖堂で「第22回教師授与式」

「第22回教師授与式」が6月26、27日の両日、大聖堂で行われ、国内外の会員379人が新たに「教師」資格を拝受しました。

27日の式典では、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われたあと、聖壇上で拝受者一人ひとりに資格証と法具が授与されました。
法話に立った庭野日鑛会長は、「教師授与式」が「第二の誕生日」にあたるとして、釈尊が2500年前に自らの進むべき道や使命に目覚めた「悟り」に言及。「四諦(したい)の法門」に触れながら、悟りとは、「自分の心が明らかになること」と説明しました。
その上で、人は「勝ち・負け」「善し・悪し」「成功・失敗」「敵・味方」といったことに執着し、苦悩を生み出していると指摘。これらは「一乗の世界」では区別することができず、「分けられないものを分け、とらわれてしまっている」心を見つめていく大切さを語りました。
さらに、人間として生まれてきた目的は、自分の心を成長させていくことにあると明示。拝受者一人ひとりが「どんなことがあっても腹を立てない、怒らない。すべての人に寛大、公平で喜ばれる存在」になっていくよう説きました。
最後に拝受者代表が登壇し、「誓願」を述べました。
なお、拝受者は26日、渡邊恭位理事長のあいさつ、沼田雄司教務局長による研修を通して、「教師」の意義と役割を学んだほか、読誦(どくじゅ)修行、唱題修行、法座修行に臨みました。

(2010.7.2記載)