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2010年07月23日 「自己確認」「自己表現」を柱にCI計画3年目

教団創立70周年を機に立正佼成会が「CI(コーポレート・アイデンティティー)計画」に取り組み、3年目を迎えました。

CI計画は、立正佼成会の総合目標「一人ひとりの心田を耕す佼成会」に基づき、会員や仏教徒としての自覚を深める「自己確認」、教えに出遇(であ)い、救われた喜びを糧に布教伝道に励む「自己表現」の二つを柱としています。また、"地球上の生きとし生けるものは同じいのちを頂いている兄弟姉妹、サンガである"との仏教の世界観を根幹とした「四方僧伽(しほうさんが)」という意識に基づき、人々を後ろ姿で導くとともに、社会や地域に開かれた教団・教会が目指されます。現在、各教会ではCI計画の意義をかみしめながらその推進に力を注ぎ、地域との交流も進められています。
広島教会は今年、教会発足50周年を迎えるにあたり、昨年から積極的にCI計画を推進。会員たちは、シンボルマークやスローガンに込められた本会の使命を踏まえ、日々の生活の中で信仰の喜びをかみしめ、多くの人に伝えています。

信仰の喜びを地域へ CI計画推進に取り組む広島教会

立正佼成会の総合目標「一人ひとりの心田を耕す佼成会」の意義を再確認し、信仰によって救われた喜びを伝えようと、広島教会では現在、「CI(コーポレート・アイデンティティー)計画」の推進に取り組んでいます。

今年の教会発足50周年に向け、同教会は昨春、記念式典をはじめとする周年記念行事の実行委員会を立ち上げました。支部長ら教会役員13人からなるメンバーは、CI計画の意義を確認しながら、「お役を通じて、心がけること」「参加された方に感じてほしいこと」を毎月の会議で確認し、自らの信仰姿勢を見つめました。メンバーの一人、原田有紀子支部長は「救われた喜びをいま一度確認し、開祖さま、会長先生とのご縁を頂いた感謝を共に味わっていきたい」と用紙に書き込み、その願いを常に確認するよう心がけました。
実行委員会の設置から間もなく、広報活動などを通して、CI計画を推進することをねらいに、「CI計画推進委員会」も発足。文書布教部と協力し、機関誌「佼成」に巻く特製の帯を作製しました。シンボルマークやスローガンとともに、「三つの実践」の説明文を加え、7千枚を文書布教に活用しました。さらに、アンケートで募集した会員の願いを、地元の「中国新聞」に広告として掲載したほか、テレビCMも放送しました。松本真弓さんは、テレビCMを見て、自分が立正佼成会の会員であることの自覚を深めた一人。「広く社会に紹介されたことで布教にも熱が入ります」と話します。
周年記念式典を機に、多くの会員がCI計画に込められた意義や日々の信仰生活を改めて見つめました。原田支部長はこの1年を振り返り、「式典の準備など忙しい中でも、目標を見失わずに教えによって救われた喜びを会員さんに伝えられたのは大きな功徳。今後も自信を持って『願生(がんしょう)』の大切さを伝え、布教に励みたい」と抱負を語ります。
式典の実行委員であり、CI計画推進委員長の高山佳士渉外部長は、「現在もシンボルマークやスローガンをPRすることだけが、CI計画だと誤解する人も少なくありません。しかし、手どりや法座、導きに歩くこと自体がCI計画の本願であるということをしっかり伝えていきたい。これからが本番です」と意気込みます。

(2010.7.23記載)