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2010年10月01日 イスラエル・パレスチナ和解プロジェクトを本会が受け入れ

「イスラエル・パレスチナ和解プロジェクト」(ICCI=イスラエル諸宗教評議会主催)に参加するユダヤとパレスチナの青年14人が10月1日から10日まで来日し、立正佼成会の受け入れのもと、「日本プログラム」に臨みました。

ICCIと立正佼成会の交流は2006年に行われたWCRP青年世界大会の事前会議をきっかけに始まりました。以降、青年本部が主管として携わり、学林本科生が加わるなど仏教徒の立場で同プロジェクトに参画してきました。今回はRIGV(立正佼成会・一乗・グローバル・ボランティア)の青年部員ら8人と学林本科生2人が参加しました。
来日した一行は、昨年12月から年9回の集合教育を通して交流を続けてきました。最終回にあたる日本プログラムは、他宗教への理解を深めるとともに、被爆地を訪れて平和の尊さ、許しの大切さを学ぶことを目的とします。
一行は2日、青梅練成道場で青年本部スタッフによる仏教講座を受講。「縁起観」の研修を通して、相手の立場で考え、愛情を持って受け入れていく大切さを学びました。
翌4日には、広島教会で行われた「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」式典に参列しました。5日には、広島平和記念資料館、平和記念公園を訪問。原爆供養塔での慰霊式典では、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラームによる平和の祈りが捧(ささ)げられました。
9日には、日本プログラムでの学びを各人が発表。東京のホテルで行われた送別会には、ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使、ワリード・シアム駐日パレスチナ常駐総代表部代表、日本・イスラエル親善協会の神藤燿(あきら)会長、本会から川端健之総務局長が出席しました。

(2010.10.15記載)