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2010年10月18日 中国・無錫で「第13回日中韓仏教友好交流会議」

日本、中国、韓国の仏教者が集い、相互理解と交流を深める「第13回日中韓仏教友好交流会議」(主管・中国佛教協会)が10月18、19の両日、中国・江蘇省無錫市の霊山梵宮を会場に開催されました。三国の僧侶や信徒ら約400人が参加。立正佼成会から渡邊恭位理事長、日中韓国際仏教交流協議会常任理事の中村憲一郎京都教会長が出席しました。

今回のテーマは、『「黄金の絆(きずな)」の調和精神を継承・発展させよう』。18日夕の「三国交流委員会会議」では、来年韓国で開かれる第14回大会に向けたソウルでの準備会議の日程(4月11日から13日まで)、三国の修行体験交流などについて意見が交わされました。
19日朝、三国合同の「世界平和祈願法要」が営まれ、各国の代表者がそれぞれ平和を祈願。日本は、曹洞宗大本山永平寺の大田大穰監院を導師に渡邊理事長を含む代表者が登壇。敬白文が奏上され、般若心経を読誦(どくじゅ)しました。
午後には「三国講演会」が行われました。学誠法師(中国佛教協会副会長)、慈乘・大韓仏教曹渓宗総務院長(韓国仏教宗団協議会会長)、坪井俊映・浄土門主(9月に逝去され、里見法雄・浄土宗宗務総長が代読)が基調発題。補充発言では、各国代表が大会テーマに触れながら、交流の発展に尽力した中国佛教協会の趙樸初元会長の遺徳を偲(しの)びました。また、大会の席上、三国仏教界の「黄金の絆」を一層強めるとともに、世界平和や環境保護などに貢献していく仏教徒の社会的役割を盛り込んだ「共同宣言」が採択されました。

(2010.11.5記載)