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2010年11月02日 本会一食平和基金にWFPから感謝状

立正佼成会一食平和基金はこのほど、WFP国連世界食糧計画がブータンで進める「農村部における初等教育の普及(学校給食プログラム)」に対し、500万円の支援を行いました。同基金運営委員会副委員長の松本貢一教務局副局長が11月2日、東京・渋谷区の国連大学ビルを訪れ、モハメッド・サレヒーンWFP日本事務所代表に目録を贈呈。会員代表が同席しました。また席上、国連WFP協会から同基金に感謝状が授与されました。

ブータンでは、多くの市民が道路や電気などインフラの整備されていない山間部に暮らしており、収入を得られず食料難に陥るなど厳しい生活を強いられています。特に子供たちへの影響は大きく、栄養不足や就学率の低さが問題となっています。
こうした状況を踏まえ、同基金は平成22年次の運営計画で、昨年に続きWFPが実施する同国での事業に拠出を決定。浄財は、学校給食の支援や子供の自立をサポートする取り組みなどに役立てられることになっています。
懇談の中でサレヒーン代表は、ブータンの子供たちの現状を説明した上で、同事業は子供の発育を助けるとともに教育機会も提供できる重要なプロジェクトと強調。「皆さまからの支援は子供たちの命を救うだけでなく、生きる希望にもつながっている」と語りました。
これを受け松本副局長は、祈りが込められた献金を有効に活用していることに謝意を表明しました。

(2010.11.12記載)