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2010年11月09日 本会の活動が「社会参加仏教」の事例に

『社会参加仏教の課題と展望=エンゲージド・ブッディズム』をテーマに「第41回全日本仏教徒会議栃木大会」(主催・全日本仏教会、栃木県仏教会)のシンポジウムが11月9日、宇都宮市のホテルで行われ、「社会参加仏教」の一つとして立正佼成会の活動が取り上げられました。

当日は同県下の立正佼成会5教会の会員を含む430人が参集しました。デリー大学のランジャナ・ムコパディヤーヤ准教授と天理大学おやさと研究所の金子昭教授がパネリストとして登壇。宗教学者の山折哲雄氏がコメンテーターを務めました。
この中で、『日本の社会参加仏教──法音寺と立正佼成会の社会活動と社会倫理』の著者であるムコパディヤーヤ准教授が社会参加仏教の意味に言及。「仏教者が宗教活動にとどまらず、さまざまな社会活動を行うこと。それを仏教教義の実践化とみなし、活動の影響が一般社会にも及ぶという『対社会的姿勢』を指す」と解説しました。
さらに、この活動の世界的な歩みを示した上で、国内の事例の一つとして本会の宗教間対話・協力をはじめとした平和活動、庭野日敬開祖の提唱による「明るい社会づくり運動」を紹介。法華経の一乗思想と根本仏教の融合を本会の特徴として挙げるとともに、庭野開祖の言葉に触れながら、一乗思想による「一切皆成仏」と「真理の統一」が活動の理念になっていると説明しました。

(2010.11.19記載)