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2011年02月12日 「平成23年次全国教育者研究大会」開催

『真の教育者をめざして~心をつなげる人間教育を~』をテーマに「平成23年次全国教育者研究大会」(教育者教育研究所主催)が2月12、13の両日、普門館で開催されました。全国から現職の教師ら510人が参加。実践発表や記念講演、テーマ別ディスカッションなどを通して教育者の果たすべき役割を確認し合いました。

「平成23年次全国教育者研究大会」では、沼田雄司教務局長が立正佼成会を代表してあいさつ。次いで、北村泰章所長が登壇し、「命と心の支え合いの中で教育者活動を通して平和な教育国家をつくりあげる」ことを目指す、今年から平成30年までの同研究所の長期計画の概要を発表しました。
続いて、『感動・意欲・実践!~今、私たち教師に求められていること~』をテーマに、北九州市立沖田中学校校長の島田清氏が記念講演を行いました。島田氏は15年前に管理職に就任して以来、生徒による手作りミュージカルや韓国の児童福祉施設との交流など多彩なイベントを学校運営に取り入れ、子供たちの自尊感情を高め、生きる力をはぐくむ教育を実践しています。講演ではそうした事例を紹介した上で、「自らが意欲的に行動を起こすことで喜びや感動を得ることができ、その感動が次の行動を起こす源になります」と述べました。
2月13日には、小学校教諭が実践発表。このあと、『児童生徒とこころをつなぐ』『保護者とこころをつなぐ』『仲間とこころをつなぐ』『子どもとこころをつなぐ』の4テーマに分かれ、討議が行われ、参加者は不登校や虐待など現場で起きている諸課題について理解を深めました。

(2011.2.18記載)