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2011年02月28日 IBCが駐日英国大使館で講義 仏教の教義を説明


鈴木責任者の講義に聞き入る大使館職員。質疑応答も行われ、仏教についてさらに認識を深めた

駐日英国大使館から要請を受け、立正佼成会IBC(国際仏教教会)の鈴木克治責任者と河野公利専任講師は2月28日、東京・千代田区にある同大使館を訪れ、日本の仏教や本会の教えについて講義を行いました。大使館の職員8人が参加しました。

同大使館では、日本の宗教や文化に対する理解を深めるため、職員を対象に「多様性に関する学習会」を実施しています。今回、学習会で日本の仏教を取り上げるに際し、在日外国人を対象に仏教の普及を目指した活動を行っているIBCに協力を要請しました。
当日は、『日本における仏教とは』をテーマに河野講師が講義を行い、釈尊の生涯や仏教の概要を説明。教会長を務めた体験を交え、仏教徒としての心の持ち方や修行について紹介しました。
このあと、質疑応答が行われました。職員から、キリスト教における「善悪」の考え方が示され、仏教ではどのように考えるかという質問に対し、法華経の「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶつしょう)」を挙げ、仏教では「実体としての悪」は存在せず、すべての人に仏性が具(そな)わっていることを解説。また、「願わしくない出来事」を「悪」と見るのではなく、受けとめ方次第で、「悟りのきっかけになる」と話しました。
次いで、『立正佼成会とは』について鈴木責任者が担当。創立精神をはじめ、法華経を所依の経典とし、日々の生活の中で教えを実践する在家仏教教団の特徴などを説明しました。

(2011.03.11記載)