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2011年03月05日 大聖堂はじめ各教会で創立73周年記念式典


大聖堂には会員ら約3800人が参集。式典を通し、一人ひとりが創立の精神をかみしめた。北河原師が祝辞を述べた

「創立73周年記念式典」が3月5日、大聖堂および各教会で行われました。大聖堂の式典には、会員ら約3800人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、「人を救い世を立て直す」という立正佼成会創立の意義をかみしめ、会員一人ひとりが「ご法の習学」に取り組む重要性を強調しました。さらに仏教の「五戒」を説明しながら、日々の生活を省み、自ら正していく姿勢を説きました。また、華厳宗管長・第二百二十世東大寺別当の北河原公敬師が来賓祝辞を述べました。式典の模様は、衛星放送を通じて全国各教会に放映。海外教会・拠点などへインターネットで同時配信されました。


庭野会長は法話の中で、周囲に教えを伝えることを念頭に置きながら、「ご法の習学」を繰り返していく大切さを説いた

式典は、青年女子部員16人による奉献の儀に続き、庭野光祥次代会長を導師に読経供養、啓白文奏上が行われました。
教団を代表してあいさつに立った渡邊恭位理事長は、本会の発展に尽力した先達をはじめ功労者、多くの関係者に謝意を表しました。続いて功労者の表彰に移り、「教会役員功労者」(196人)、「会員特別功労者」(210人)の代表に、庭野会長がそれぞれ感謝状と記念品を贈呈。功労者代表が「お礼の言葉」を述べました。
体験説法に立った会員は、借金などで精神的に追い詰められた父とのかかわりを述懐。会話を積極的に増やすことで、なかなか歩み寄れずにいた父の苦しい心中が理解でき、親子の絆(きずな)が強まった、と喜びを語りました。また、5月に新潟ブロックを対象に行われる光祥次代会長の「ご巡行」に向け、多くの青年婦人部員に教えを伝えていくことを誓願しました。
次いで、華厳宗管長・第二百二十世東大寺別当の北河原公敬師が登壇し、祝辞を述べました。
法話に立った庭野会長は創立記念日の意義に触れ、「ほんとうに人を救い世を立て直すためには、法華経にこめられている真の仏教精神をひろめるほかにはないという確信を得たからでありました」という庭野日敬開祖の言葉を紹介。会員一人ひとりが創立の精神を改めて確認するとともに、周囲に教えを伝えていくことを念頭に置き、「ご法の習学」を繰り返す大切さを強調しました。
また、仏教徒が遵守(じゅんしゅ)する戒めとされる「五戒」(不殺生(ふせっしょう)、不偸盗(ふちゅうとう)、不邪淫(ふじゃいん)、不妄語(ふもうご)、不飲酒(ふおんじゅ))についてそれぞれ詳述した上で、自ら規律を定め、日々の生活を省みることが斉家(せいか)につながると明示。「会員綱領」に示される社会や国家、世界の平和の実現に向け、家庭を斉(ととの)えることが一番の核と力説しました。
さらに、本年次の信行方針にある「明るく 優しく 温かい人間」に言及し、教団、教会、支部が社会のオアシスの役割を果たしていく重要性を確認しました。
最後に、佼成育子園の園児2人が、庭野会長にそれぞれ花束を贈呈しました。
式典終了後、法輪閣で祝賀会が行われました。

(2011.03.11記載)