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2011年03月11日 一食平和基金運営委 スリランカ豪雨とニュージーランド地震で緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)はこのほど、2010年12月にスリランカ東・北部を襲った豪雨の被害に対し、100万円の支援を実施しました。また、ニュージーランド南島のクライストチャーチ市で2月22日に発生した地震(マグニチュード6・3)の被害に100万円を緊急支援。計200万円の浄財は、両被災地で救援活動を行う国連機関やNGO(非政府機関)らに寄託されます。

スリランカ東・北部を襲った豪雨は、各地で洪水や地滑りを引き起こすなど大きな被害をもたらしました。国連人道問題調整事務所の報告によると、2月現在、死者は約20人。7万人以上が避難生活を送ります。現地では汚水の流出で衛生環境が悪化し、腸チフスやコレラなど感染症の流行が懸念されています。
同運営委員会ではこうした状況を踏まえ、被災地で支援活動を展開するWFP(国連世界食糧計画)に50万円、本会スリランカ教会に50万円の拠出を決定しました。WFPは大きな被害を受けた同国東部で、6カ月間にわたり被災者に食糧を配給する予定。同教会は、自治体と協力して被災者に住居の建設資材を提供するといった活動を行います。
一方、ニュージーランド・クライストチャーチ市の災害対策本部は3月3日、地震による死者・行方不明者は合わせて約240人に上ると発表しました。特に、同市中央部では多くの建物が倒壊。現在、がれきの撤去をはじめ復興に向けた取り組みが進められています。
同運営委員会は、地震発生直後から現地で救援活動を展開するニュージーランド赤十字社に義援金を寄託。浄財は、負傷者の手当てや被災者への救援物資の配布などに役立てられます。

(2011.03.11記載)