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2011年05月12日 「青年の日2011」 5月15日に全国で実施


「青年の日」を迎え、全国各地でWCRP街頭募金など被災地支援を目的としたさまざまな活動が展開される(写真は5月8日、名古屋教会の募金活動から)

5月15日、「青年の日2011」が全国各地で実施されます。メーンテーマは、『大志~社会変革の風をおこそう~』。「社会や国家、そして世界平和のために具体的な菩薩行実践を行い、その活動を通して青少年布教を推進する」ことが目的です。各教会ではメーンテーマや「日本常寂光土(じょうじゃっこうど)宣言」「世界通一仏土(つういちぶつど)宣言」の2大ビジョンを踏まえ、準備や心づくりを行い、当日を迎えます。

今年は、多くの教会が東日本大震災の被災者支援を目的とした活動を展開します。WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会が呼びかけた「東日本大震災緊急支援」の街頭募金やチャリティーバザーなどが各地で行われます。
被災地に心を寄せながら、地域や世界の諸課題解決に向け、活動する教会も少なくありません。ユニセフとWCRPとの連携事業「宗教者による紛争下・後の子ども保護」への拠出が決まっている「一食ユニセフ募金」や「アフリカへ毛布をおくる運動」への取り組みのほか、環境保護、地域貢献を目的に各地の海岸や道路、福祉施設などで清掃活動も実施されます。
震災をきっかけに「一食を捧げる運動」の大切さを確認しようと学習会を開催する教会もあります。
正午には、統一プログラムである「平和の祈り~こころ ひとつに~」が各会場で捧げられます。

「青年の日2011」 平和の祈り ~こころ ひとつに~

日本はかつてない災害に見舞われました。
大勢の人が突然、それまでの日常や大切な人、ものを奪われ、深い悲しみに包まれています。

一方、世界ではいまこの瞬間にも、紛争や貧困、飢餓や差別などさまざまな暴力によって多くのいのちが傷ついています。

そうした人々に思いを馳(は)せ、心を込めてさせていただく菩薩行は、誰かの安らぎに、また世界の平和につながる尊い一歩となるはずです。

すべての喜びや悲しみを皆で分かち合えますように。
こころひとつに、支え合い、協力し合い、前進できますように。

いまこそ「平和の祈り」を捧げます。
皆で手を携え、行動します。

黙祷

「青年の日2011」を迎えて

青年本部長 泉田 和市郎

本年3月11日、東日本を中心に未曾有の大惨事が起こりました。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。また、負傷された方々、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げ、一刻も早く事態が収束されることを願ってやみません。
さて、今年も「青年の日」を迎えます。大変な事態を前にして、いま、皆さんもさまざまな思いを抱えているでしょう。このような時に一つ、確認させていただきたいことがあります。それは、私たちは会長先生から、今日を大事に生きること、いまの精進の積み重ねが未来をつくっていくことを教えていただいているということです。いまの小さな一歩一歩の努力が必ず未来の礎となる、そのことを信じて、それぞれがいまできる最善を尽くしてまいりたいと思います。
このたびの大震災を通し、人と人との支え合いや他者への思いやりという、人間が本来持っている素晴らしさ、尊さをあらためて教えていただきました。また、世界各地でも日本に対する思いやりや支援の輪が広がっています。これまで多くの方々が一つひとつの出会いを大切にし、友情や信頼関係を育んでこられたおかげさまと言うことができるでしょう。そして、ここに「どんなときも互いを心配し合う」という仏さまの願いが具現されていることに、本当に有り難い思いがいたします。
こうしたことを振り返ると、私たち宗教者は、このような時こそあらためて自己の信仰を確立し、身近な人に明るく、優しく、温かい人間になることを目指していく必要があると思います。心の底から互いを気遣い、祈り合う。目の前の人に寄り添っていく。「青年の日」を機縁とし、お互いさま、その決意を新たにさせていただきたいと思います。
今年も『大志~社会変革の風をおこそう~』を「青年の日」のメーンテーマに掲げさせていただきました。未曾有の災害を経験し、多くの人が今までのライフスタイルを見つめ直し、新たな価値観、人生観を模索しています。今こそ私たち宗教者が先頭に立ち、人間はいかに生きるべきか、何が大切なのかを多くの人にお伝えしていきたいと思います。菩薩になりきり、触れ合う一人ひとりを精いっぱい大切にしていこうではありませんか。それが、私たちに課せられた、「社会変革の風をおこす」という使命にほかならないと思います。
壁にぶつかることもあるでしょう。逆境と感じることもあるでしょう。しかし、サンガと一緒ならば、きっと乗り越えられます。青年である“いま”だからできることが必ずあります。地域の皆さまと手を携え、異體同心(いたいどうしん)の世界を、共に分かち合う世界を目指して、「青年の日」を迎えさせていただきましょう。

合掌

(2011.05.12記載)