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2011年05月19日 3回目の「やわらぎツアー」 花巻市内で実施


フェイシャルエステを受ける参加者たち。日々の緊張をほぐし、安らぎのひとときを過ごした

教団災害救援本部は5月19、20の両日、被災地の会員を対象とした「やわらぎツアー」(参拝受入グループ主管)を岩手・花巻市内で開催し、釜石教会会員54人が参加しました。

同ツアーは、震災や津波によって避難生活を送る被災者に、入浴などを通してリフレッシュしてもらうことが目的。これまで平、磐城教会の会員を対象に第二団参会館で実施されました。3回目となる今回は、被災会員の移動距離を考慮し、“出張形式”で行われました。
ツアーでは、佼成病院の医師による「健康相談」、佼成カウンセリング研究所による「心の相談」が開設されました。専門の技術を持った東京西ブロックの会員によるマッサージや、花巻教会の会員が施術するフェイシャルエステのコーナーも設けられました。
参加者は、1泊2日の行程を通して和やかなひとときを楽しんだほか、サンガ同士が互いの心境を語り合う場面も見られました。 自宅が津波の被害を受けた支部壮年部長は、「長引く避難生活で心が金平糖(こんぺいとう)のようにトゲトゲしていたけれど、大きな風呂でのゆっくりとした入浴やサンガとの触れ合いを通して久しぶりに声を出して笑うことができた。悲しみは尽きないけれど、このようなお慈悲に感謝し、第一歩を踏み出して震災を乗り越えていきたい」と感想を語りました。

(2011.06.03記載)