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2011年07月08日 善友隊派遣から4カ月 教会・ブロックと連携しさまざまな活動


被災地の緊急・復興支援にあたった善友隊。会員の安否や被災状況の聞き取り作業などに取り組んだ(石巻教会気仙沼法座所)

東日本大震災で被災した各教会の運営サポートをはじめ、会員、地域住民への支援を目的に善友隊(職員派遣)が派遣され、4カ月が経(た)ちました。6月末までに本部職員、立正佼成会附属佼成病院の医師や看護師、佼成カウンセリング研究所所員ら延べ163人(全42隊)が釜石、石巻、仙台、原町、磐城、平、茨城の7教会で支援活動を展開。各教会やブロックと連携を図りながら、緊急救援、復興支援においてさまざまな取り組みを展開しています。


水や食料などの救援物資を搬入し、仕分けする善友隊(仙台教会)

3月11日の震災発生を受け、「東日本大震災対策本部」(現・同復興救援本部)は翌12日、情報収集や被災者への援助を目的に第一陣の善友隊を仙台教会に派遣しました。同隊は会員の安否確認や緊急支援物資の配布を行ったほか、会員と共に炊き出しなど市民への救援活動を展開。佼成病院の医療スタッフによる診療活動も行われました。
同本部はまた、被災エリアの各教会やブロックと連携し、釜石、石巻、原町、磐城、平、茨城の各教会への同隊の派遣を決定。順次活動をスタートさせました。各教会では会員の安否確認や市民への援助活動、また西日本対策本部をはじめ全国から寄せられた物資の搬送と管理などを行いました。
教会運営に自立、回復の見通しが立ったことを受け、仙台教会は4月2日、茨城教会では3月31日に同隊の活動が終了しました。また、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、避難を余儀なくされた多くの会員を抱える原町教会では5月1日まで、磐城、平の両教会では4月26日まで教会運営のサポートや会員の避難先の確認に重点を置いた活動が展開されました。

今後も状況に応じて継続派遣

津波により包括地域が壊滅的な被害を受けた釜石、石巻の両教会では、現在も継続して活動が行われています。会員の安否、被災状況の確認作業に尽力するほか、支援物資の管理や配布などを実施。また、幹部会員らと共に避難所や仮設住宅に入居した会員宅を訪ね、手どりを行うなど、教会と連携を図りながら、さまざまな支援に取り組んでいます。
善友隊(職員派遣)の目的は緊急救援、教会の自主運営回復のサポートなど。今後も、教会の要請や状況に応じて継続して派遣される予定です。

(2011.07.08記載)