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2011年07月15日 「こころ ひとつに」プロジェクト 会員からの物資援助、被災者のもとへ届く

立正佼成会では「こころ ひとつに」プロジェクトの一環として、東日本大震災発生直後から被災地への物資援助を行ってきました。このほど、集積された物資のほとんどが被災地に届けられたことが確認され、復興救援本部より発表されました。

被災地への物資援助は当初、緊急支援として被災教会の近隣教会、ブロック内教会から、水、食料、燃料を中心に行われました。被災地を訪れる善友隊(職員派遣)なども、緊急救援物資を運搬しました。また本部は、早い段階で被災地の物的ニーズを調査。新潟ブロックに物資の収集・運搬を依頼し、「新潟ルート」として、当時、手に入りにくかった燃料なども被災教会に届けられました。その後、栃木、群馬、埼玉の3県内の教会で集められた食料、燃料、生活必需品などが小山教会栃木道場に集められ、「栃木ルート」からも被災教会に物資が搬送されました。
3月21日には庭野光祥次代会長を本部長とした「西日本対策本部」を設置。中部北陸、西日本、九州の3教区では、中長期の支援の観点から、タオルや下着なども準備されました。
これらの救援物資は、復興救援本部によって管理され、釜石、仙台、石巻の各教会ならびに福島、茨城両県内の被災教会のニーズに応じて搬送されたほか、被災地で活動するNGO(非政府機関)などの要請に応えて寄託され、被災者のもとに届けられました。
現在までに、被災地では徐々に購買環境が復旧し、緊急的な物資援助ニーズは一応終息に向かっています。一方で、地域によってはまだ、さまざまな生活物資が手に入りにくいところもあります。
今後は、現地のブロックと本部が窓口となり、被災教会の要請に個別に対応します。

(2011.07.15記載)