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2011年07月16日 「支縁のまちネットワーク」主催「東日本大震災復興祈念集会」開催

「支縁のまちネットワーク」主催による「東日本大震災復興祈念集会」が7月16日、大阪普門館で開催され、本会教務局社会貢献グループの保科和市次長がパネリストとして出席しました。近畿ブロックの会員をはじめ宗教者ら約400人が参加しました。

同ネットワークは、地域の人間関係が薄れる中、宗教者が中心となり、人のつながりを支える「支縁」活動を進めるものです。集会では、『無縁社会から結縁社会へ--復興のために合力を!』と題し、兵庫県立大学の岡田真美子教授が講演しました。岡田教授は、地縁や血縁とともに、日本の社会に伝統的に存在する独自の助け合いの組織を見直す重要性に触れ、そのネットワークは震災の復興に向けても大きな力を発揮すると述べました。
続いて、教団などによる被災地での活動が報告されました。この中で保科次長は、立正佼成会の「こころ ひとつに」プロジェクトを紹介。仏教に基づき、社会の一員として宗教者が果たす役割を強調しました。
このあと、『「支え合いのまち」の再生をめざして』をテーマにパネルディスカッションが行われ、人々をつなぐ方策などが話し合われました。
保科次長は、日頃の触れ合いが災害時にも生かされるとの見解を示し、一人暮らしの高齢者を定期的に訪ねる本会の友愛訪問の取り組みを紹介。行政や地域の人々と協力し、人々の安心の輪を広げる大切さを語りました。

(2011.07.22記載)