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2011年09月30日 「アーユスの森新書」シリーズ第3号発刊

中央学術研究所の「アーユスの森新書」としてこのほど、「東アジア平和共同体の構築と国際社会の役割」(WCRP=世界宗教者平和会議=日本委員会編・写真)が発刊されました。同新書シリーズの第3号となります。本書は、『東アジア平和共同体の構築と国際社会の役割』をテーマに2010年8月24日から27日まで、ソウルで行われた韓国社会法人「宗教平和国際事業団」(IPCR)主催の国際セミナーで発表された報告をまとめたものです。WCRP日本委平和研究所の眞田芳憲所長が監修を務めました。

日韓併合から100年を迎え開催されたセミナーには、日本、中国、韓国、インドネシアの宗教者や識者、さらに国際機関の代表者が出席。期間中、第二次世界大戦以前の歴史の悲劇を清算し、未来志向の取り組みを進めるための方策や、地域共同体の構築の可能性、休戦状態にある朝鮮半島の平和などについて議論されました。
共同体の構築には、その前提として各国の友好関係が前提となります。本書に掲載された基調講演を含む34人の提言は、東アジアが抱える課題を明らかにし、平和の実現に向け具体的、宗教的示唆を与えます。

「東アジア平和共同体の構築と国際社会の役割」 佼成出版社刊 945円 (税込)

(2011.09.30記載)