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2011年10月06日 WCRP日本委員会「アフガニスタン図書館事業・絵本出版事業報告会」

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の難民委員会、婦人部会合同による「アフガニスタン図書館事業・絵本出版事業報告会」が10月6日、大聖ホールで行われ、同委員会・部会のメンバーなど約30人が参加しました。

同委員会・部会はこれまで約10年にわたりアフガニスタンの教育支援事業に携わり、主に資金面で支援を続けてきました。今回の報告会は、現地で実際に事業を行うSVA(シャンティ国際ボランティア会)のスタッフを招き、開かれました。
冒頭、林丈嗣同難民委委員長(弓矢八幡副教主)があいさつしたあと、SVAアフガニスタン事務所の三宅隆史所長が同国の現状を紹介。15歳以上の識字率が28%にとどまる劣悪な教育環境などを伝えました。続いて、同事務所現地スタッフのニアマトラ氏が、現地で行っているパシュトゥン語での絵本の読み聞かせを披露しました。
このあと、ワヒド・アフマド・ザマニ同事務所副所長が現地での活動を報告。WCRP日本委の支援により、これまで5棟の学校建設、11点の絵本出版、子ども図書館、教員研修、移動図書館などの活動が進められていることに触れ、これらの取り組みが子供たちの学習意欲を高め、読書の習慣をつくり、就学率や識字率の向上にも寄与していることを伝え、謝意を表しました。
閉会のあいさつで森脇友紀子・同婦人部会長(カトリック東京大司教区アレルヤ会会長)は、「アフガニスタンの子供たちがいつまでも幸せでいられるよう祈り続けます」と話しました。

(2011.10.14記載)