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2011年11月26日 新宗連青年会「結成50周年記念式典」 魂の継承誓う 桑田真澄氏が記念講演

『世界平和への道--共に手をたずさえ前進しよう』をテーマに、新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)の「結成50周年記念式典」が、結成記念日にあたる11月26日、大阪・富田林市のパーフェクト リバティー教団(PL)大本庁錬成会館大ホールで開催されました。加盟教団の青年をはじめ新宗連役員、教団代表者ら約800人が参加。立正佼成会から泉田和市郎青年本部長が出席しました。式典では、青年2人が信仰体験を発表したほか、PL学園出身で元プロ野球選手の桑田真澄氏が『試練は人を磨く』をテーマに記念講演。最後に保積志弘青年会委員長(大和教団統理)が「結成50周年宣言」を発表、半世紀にわたる歴史を振り返り、今後の誓いを新たにしました。

新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)は、新宗連(新日本宗教団体連合会)の青年組織として1961年に結成されました。現在、常任委員会を中心に11の地方連盟を組織。「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」(新宗連との共催)の「祈り」と「絶対非戦の誓い」を原点とし、これまで東南アジア青年平和使節団、ネパール農業開発計画、ユースフォーラム、屋久島スタディーツアー、沖縄慰霊平和使節団などの活動を行ってきました。昨年、50周年プレイベントとして、平和への祈りを込め、東京・大阪間の「たすきリレー」を実施。東日本大震災では、被災地で慰霊祭や支援活動も行いました。
26日の記念式典では、ミニコンサートに続き、保積志弘委員長が「祈りのことば」を奉読。全員で黙とうを捧(ささ)げました。
祝辞に立った岡野聖法新宗連理事長(解脱会法主)は、自身の体験を踏まえ、「青年会の活動は世界の平和という山の頂を目指して共に歩む『平和への旅』」と明示。「教団の枠を超え、認め合い、尊び合い、勇気と自信をもって共存共栄、世界平和への道を歩み続けてください」と激励しました。
映像作品『50年のあゆみ』の上映に続き、救世真教の新井清丸さん(39)、本会青年本部スタッフの木原沙友里さん(24)が体験発表。深田充啓新宗連名誉理事長(青年会第二代委員長、円応教教主)が「青年へのメッセージ」を伝えました。
このあと、元プロ野球選手の桑田真澄氏が『試練は人を磨く』と題し記念講演。野球人生で多くの挫折を味わう中、トイレ掃除やごみ拾い、グラウンドの草むしりなどを続けたことを披歴。その結果、次第に運や縁、気づき、ひらめきなどが備わり、自分の実力以上の良い成績が自然と得られた体験を語りました。
その上で、「野球での『表』の努力とともに、こうした『裏』の努力は、目には見えないが、大きなパワーを持っています。人生でも、すべて表と裏の両方が大切。何事もコツコツと努力を積み重ね、善い出会いを得て、豊かな人生を歩んでください」とエールを送りました。
エンディングでは、11の地方連盟の代表が、50周年を機に作製された連盟旗を手に登壇。旗に掲げられたそれぞれのスローガン(未来に向けた決意)を披露しました。最後に、保積委員長が、「半世紀にわたり培われた精神、魂の継承と継続こそが世界平和への道に通じると信じ、これからも共に手を携えて前進する」と誓願する「結成50周年宣言」を発表しました。
式典後、同会館内で記念祝賀会が行われました。

(2011.12.02記載)