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2011年12月09日 南アジア国際伝道センター(バンコク)の活動を再開

洪水被害の影響で一時的に閉館していたタイの首都バンコクの中心にある南アジア国際伝道センターがこのほど、活動を再開しました。

同国では、7月下旬からの豪雨をきっかけに全国各地に洪水被害が拡大。現在は収束に向かっているものの、冠水が続いている地域も少なくなく、予断を許さない状況が続いています。犠牲となった市民は666人に上っています(12月2日、同国政府発表)。
同センターは10月末、都心部への大量の水の流入、浸水の長期化が予測されたことに伴い、当面の閉館を決定。これまでスタッフらがバンコク教会の会員の安否や被災状況の確認を続けながら、自宅が浸水した会員の受け入れを行ってきました。このほど、今後都心部への影響がないことが確認されたため、活動を再開しました。センターに身を寄せていた会員も新居や親戚宅などへ移転しました。
一方、国内各地では冠水の長期化による影響が深刻です。冠水地域では蚊が大量発生しており、感染症が危惧(きぐ)されているほか、汚泥水が農地に流れ込んだことで農作物への影響が懸念されています。また、家屋の被害はもちろん、企業や教育機関の再開など問題は山積しており、復旧には時間がかかる見通しです。

(2011.12.09記載)