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2011年12月26日 第58回コルモス研究会議 『高齢社会と宗教文化』テーマに

『高齢社会と宗教文化』をテーマに「第58回コルモス研究会議」(現代における宗教の役割研究会主催)が12月26、27の両日、京都国際ホテルで開催されました。宗教者や研究者83人が参加。立正佼成会から、庭野統弘学林学長、川本貢市中央学術研究所所長、同研究会常任理事を務める山野井克典前理事長ら5人が出席しました。

26日、石蔵文信大阪大学准教授が『超高齢化社会の男性問題』、相愛大学教授の大村英昭同研究会会長が『超高齢社会と宗教文化』と題してそれぞれ基調講演。翌27日には、大会テーマを基にパネルディスカッションが行われ、パネリストとして庭野学長、村上興匤大正大学准教授、古屋安雄聖学院大学大学院教授、薗田稔京都大学名誉教授が出席。星野英紀大正大学教授が司会を務めました。
この中で庭野学長は『高齢化社会における佼成福祉活動の取り組み~智慧(ちえ)は現場にあり~』と題して発表。教務局布教開発部社会貢献グループが主管となって進めている「世代間交流プログラム」を挙げ、高岡、立川、両沼の3教会の取り組みを紹介しました。その上で、「子供たちは自分の親よりもさらに成熟した大人の高齢者の人間性を学び、高齢者から感謝や称賛の言葉を受けることによって自らの尊さに気づくことができる」と高齢者の役割を示しました。さらに、高齢者と触れ合う一つの場として信仰によるコミュニティーの大切さを強調し、「高齢者の方々に思いを寄せることは、神仏への感謝につながるわれわれの大切な行」と述べました。
午後には全体討議が行われました。

(2012.01.13記載)