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2012年01月11日 庭野会長 雅楽師の芝祐靖氏(佼成雅楽会講師)と懇談

佼成雅楽会の講師を務める雅楽師で文化功労者の芝祐靖氏が1月11日に来会し、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談しました。渡邊恭位理事長、中村憲一郎時務部長、岡原良之佼成文化協会長、平原良浩佼成雅楽会楽長が同席しました。

芝氏は古来、雅楽を司る「伶人(れいじん)」の家系に育ち、約30年にわたり宮内庁楽部の楽師として皇室行事の演奏を担当したほか古典曲の復刻に尽力、NHK邦楽技能者育成会の講師も務めました。雅楽演奏グループ「伶楽舎」音楽監督などとして精力的に雅楽の普及に貢献し、その功績から、これまでに恩賜賞・日本芸術院賞などを受賞。昨年11月、文化功労者の顕彰を受けました。昭和37年以来、講師として佼成雅楽会の指導に携わっています。
席上、庭野会長は、芝氏が文化功労者に推挙されたことに対し、祝意を伝えるとともに、佼成雅楽会との長年の厚誼(こうぎ)に感謝の意を表しました。芝氏は、雅楽の成り立ち、歴史などに触れながら、これまでの自身の活動や佼成雅楽会との縁を披歴。小・中学校での公演や子供のためのワークショップなど、雅楽の伝承と幅広い普及のための活動も紹介しました。

(2012.01.20記載)