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2012年04月03日 『断捨離』テーマに講演 EMS職員環境学習会

立正佼成会本部EMS(環境マネジメントシステム)委員会による「EMS職員環境学習会」が4月3日、法輪閣大ホールで行われ、教庁役職者、職員350人が参加しました。

教団本部では平成20年末からEMSを構築し、地球環境に配慮した業務の遂行に取り組んできました。22年2月には国際標準化機構のISO14001を取得。今年次から3年間は『環境方針』の「基本姿勢」にある「簡素なライフスタイル」に力点を置き、3Rリデュース=減らす、リユース=再使用、リサイクル=再資源化)のうち、特にリデュースに努めることが決まっています。
当日は、心理療法家で「断捨離」実践者の川畑のぶこ氏が『簡素なライフスタイル~断捨離のすすめ』と題し講演=写真。冒頭、断とは「不要・不適・不快な物を取り入れない、もらわない」、捨は「不要・不適・不快な物を捨てる(人に譲る、リサイクル)」、離は「執着や煩わしさから離れ、その価値を知ることです」と説明しました。
その上で、断捨離は「今の『私』を軸に物との関係を問い直すものであり、使える物でも、使わない物は手放すという考え方」と指摘。その活用によって、「必要・適切・快適な物のみに囲まれたゆとりある生活を実現し、執着から解放され自由で豊かな人生を再構築できる」と述べました。
また、実際の部屋を事例に断捨離による片付いた部屋づくりを紹介しながら、改めて意識の変革を強調。心理療法家として触れ合ってきたがん患者から「人生で大切なものは親や家族との絆」「もう一度人生を送ることができるなら、ささやかな人生の中で、もっと自分に素直に、正直に生きる」という声が多く聞かれた体験に触れ、「必要な物はすべて目の前にあるということです。足るを知る--今すでに満ち足りているという認識が大切です」と述べました。

(2012.04.13記載)