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2012年04月13日 中央学術研究所編『社会倫理と仏教』発刊

中央学術研究所編による『社会倫理と仏教』がこのほど、発刊されました。

本書は2009年の同研究所設立40周年に合わせ、仏教や法華経を基に倫理的なメッセージを社会に発信しようと進められた同研究所社会倫理研究会での研究を基にまとめられたものです。執筆には座長を務めた眞田芳憲中央大学名誉教授をはじめ小池俊雄東京大学大学院教授や庭野統弘学林学長、篠崎友伸前中央学術研究所所長ら8人があたりました。
科学技術の目覚ましい進歩により、先進国を中心に現代人はこれまでにない豊かな生活を手にしました。一方、家族の対立や崩壊、経済至上主義による格差や物質崇拝の拡大、人類の行方を左右する地球環境の破壊など看過できない状況も同時に起こっています。こうした時代状況を踏まえ、本書には、すべての人が生きる幸せや喜びを享受できるための人類共通の責任、さらに環境、教育、企業経営などでの倫理についての考察が記されています。
(佼成出版社 1470円)

(2012.04.13記載)