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2012年05月15日 第29回庭野平和賞受賞者のロサリーナ氏 大聖堂、広島教会でスピーチ

グアテマラの人権活動家で第29回庭野平和賞を受賞したロサリーナ・トゥユク・ベラスケス氏(コナビグア=「連れあいを奪われた女性たちの会」の共同設立者)が15日、大聖堂で行われた「釈迦牟尼仏ご命日・布薩(ふさつ)の日」式典でスピーチに立ちました。

登壇したロサリーナ氏はご本尊を仰ぎ見たあと、1359人の参拝者を前に、自身の平和観を披露するとともに立正佼成会の平和活動に言及。「皆さまが、すべての人々の生命のために、庭野日敬開祖さまの教えに基づいて日々活動していらっしゃることに深い敬意を表します」と話しました。
さらに、今回の受賞は世界中の女性の活動や役割を後押しするものと強調。貧困や飢餓など世界に存在する「多くの不正」に立ち向かい、「皆で力を合わせてすべての人々の幸せのために活動していきたい」と述べました。
このあと、一乗宝塔を参拝、開祖記念館を見学し、法輪閣での昼食会に出席しました。同席した渡邊恭位理事長は、「わが家に帰ってきたような気持ちでくつろいでください」と歓迎しました。
これに対しロサリーナ氏は本会の活動に触れ、「立正佼成会がまいた種を世界中が育てています。今回の訪問は共生を学ぶ素晴らしい機会になりました」と語りました。
なお、これに先立ち、14日に広島教会を訪れ、会員約300人と交流。マヤの祈りを捧げたあと、同教会会員の被爆体験に耳を傾け、記念講演を行いました。

(2012.05.25記載)