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2012年07月04日 渡邊理事長 バングラデシュ首相官邸へ ハシナ首相と懇談


首相官邸で行われたハシナ首相との懇談。渡邊理事長は、少数派の宗教に配慮した政治方針に深い理解を示した

立正佼成会バングラデシュ教会の「リーダー結集大会」(6日)出席のため同国を訪れていた渡邊恭位理事長は4日、首都・ダッカの首相官邸でシェイク・ハシナ首相と懇談しました。水谷庄宏国際伝道本部長、有富教順バングラデシュ教会長が同席しました。

昨年2月、同教会青年部が同国コックスバザール県で開催した「青年結集大会」(庭野光祥次代会長臨席)に、ソヨダ・サジェダ・チュウデュウリ内閣官房長官が来賓として出席し、あいさつを述べるなど、同国政府の仏教界、また本会に対して深い理解があります。
懇談では、渡邊理事長が同政府の理解と協力に謝意を表明。これに対し、同首相は「私たちと日本は友好関係にあり、これまでのさまざまな支援に心から感謝しています」と述べました。また同首相は、国内でムスリムが多数を占める中、仏教徒をはじめ少数派の国民を保護していると語り、仏教徒が産業大臣であることを紹介し、「バングラデシュではすべての宗教は平等です。あらゆる人々が幸せな生活を送れるよう心を砕いています」と語りました。
現与党のアワミ連盟のシンボルマークが舟であることに話が及ぶと、同首相は国土に河川が多く、舟は国民の生活に不可欠と説明した上で、イスラームには世界を一つの舟に例え、その舟に皆が乗っているとの教えがあると力説。渡邊理事長は「大乗仏教も、すべての人が大きな乗り物に乗っていると教えています」と述べ、一乗の精神の大切さを語りました。
なお、今回の懇談の模様は、「バングラデシュ国営放送」をはじめ各テレビ局のニュース番組、「デイリー・サン」などの現地紙で報じられました。

(2012.07.13記載)