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2012年07月07日 ユースフォーラム2012 新宗連青年会 花巻、釜石へ

『新生 灯火(ともしび) つながろう私たち――祈り、感謝、行動へ』をテーマに新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)の「ユースフォーラム2012」が7、8の両日、岩手・花巻、釜石の両市で行われ、立正佼成会を含む9教団から152人が参加しました。

同フォーラムは、新宗連(新日本宗教団体連合会)加盟教団の青年が一堂に集い「世界平和の確立」「人類福祉の向上」を目指した行動を探求していくもの。
今回は、東日本大震災の被災地を訪れ、犠牲者に慰霊と鎮魂の祈りを捧げるとともに、一人ひとりが暗闇を明るく照らす「灯火」のような存在となっていきたいと企画されました。
7日、参加者は「釜石市鵜住居(うのすまい)地区防災センター」で、「東日本大震災犠牲者慰霊祭」を厳修。同センターは、市の地域防災計画で津波による海水が引いた後の「拠点避難所」とされていました。しかし、震災前の避難訓練では、被災直後に逃げ込む1次避難所としても使われたため、震災発生直後に避難していた多くの市民が犠牲となりました。
慰霊祭に先立ち、本会会員が同センターに避難後、押し寄せる津波の中で九死に一生を得た自らの被災体験を発表。慰霊祭では、田野伸二新宗連青年会委員長(円応青年会会長)の先導により、全員で追悼祈願文を唱和したあと、各教団の代表者による献花が行われました。
8日には、花巻市内の宿泊施設を会場に、松緑神道大和山の田澤清喜教主が『信仰青年の使命と自覚、これからの道筋』と題し講演に立ちました。この中で、支援活動では、自身の行動が誰のためか、何のために行っているのかを自らの心に問いかけ、相手の気持ちを理解していく姿勢が大切と強調。被災地復興支援などの活動で、信仰を持つ青年に求められる役割を示しました。

(2012.07.13記載)