News Archive

2012年10月13日 市民と共に「生誕地まつり」 2万1500人集う


今年で36回目を迎えた「生誕地まつり」。約7500人が参加した市中行進では、地域色豊かな郷土芸能が披露された

新潟・十日町市で10月13、14日の両日、「第36回生誕地まつり」(主催・生誕地まつり実行委員会)が開催されました。「生誕地まつり」は、同市で生まれ、名誉市民である庭野日敬開祖の功績を讃(たた)える人々が集い、文化的交流を深めるとともに、同市の振興・発展に寄与することが目的。2日間にわたって行われたまつりには、同市民や立正佼成会会員ら延べ2万1500人が集いました。庭野日鑛会長はじめ沼田雄司教務局長ら教団役職者も参加しました。


13日夜、菅沼・大池での前夜祭。灯籠(とうろう)が浮かべられたあと、花火が夜空を飾った

東日本大震災や同市を襲った新潟・福島豪雨など、自然災害が相次いで、今もなお多くの人々が困難な状況にあることから、今年は従来の「生誕地まつり」の目的に加え、被災地の早期復興への祈りを込めて実施されました。
13日夜、3年ぶりの開催となった菅沼・大池での前夜祭「第24回大池灯籠(とうろう)流し」(主管・美佐島地区振興会)には、約1500人が参集しました。1500個の灯籠が池に浮かべられる中、黙とうを捧げ、世界中の人々の平和や安穏な暮らしを祈りました。

翌14日は、午前9時から市内を約1時間にわたって練り歩く「市中行進」がスタート。同市の市民吹奏楽団による勇壮な演奏に続き、本会から参加した国内外の62教会が郷土芸能や万灯行進を披露しました。また地域の特色、偉人などを模した扮装(ふんそう)をしたり、山車を繰り出したりするなど、沿道に集った観客を沸かせました。世界平和や被災地の早期復興を願う横断幕なども多く掲げられました。
十日町市駅通りで行われた閉会式では、同まつりの実行委員会会長の村山義政十日町市観光協会会長、大野裕夫新潟県副知事、関口芳史十日町市長のあいさつに続き、「追い込み」が行われました。最後に庭野会長が登壇し、市民やまつりの関係者、行進参加者に謝意を表しました。
なおこの日、付近の通りでは、さまざま催しが行われました。地元の若者たちが出店した「ウエルカム屋台村」では、市民と本会会員が息を合わせてもちつきを行うなど、一層の交流が展開されました。

(2012.10.19記載)