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2012年11月15日 「開祖さま生誕会」 報恩感謝を胸に、さらなる精進誓う


庭野会長は、泥があってこそ花を咲かせる蓮の特徴と人生を重ねながら、仏教徒としての生き方を説いた

庭野日敬開祖の生誕を祝うとともに、恩師の願いを受けとめ、菩薩行実践を誓願する「開祖さま生誕会」が11月15日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂の式典には会員、来賓ら約3800人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、法華経に示された蓮の花の意味合いに触れ、一人ひとりが蓮のような美しい花を咲かせるために教えを信じて行じる大切さを説きました。式典の模様は、全国各教会に衛星中継されたほか、インターネットでも海外教会・拠点に配信されました。


報恩感謝の気持ちを胸に、青年女子部員16人が、聖壇で灯明と花を献じた

式典では、東京佼成ウインドオーケストラの伴奏と佼成合唱団の合唱による『みこころに生きる』に合わせ、青年女子部員16人が奉献の儀、次いで読経供養が行われました。導師を務めた庭野光祥次代会長が庭野会長名の「啓白文」を奏上。「啓白文」ではこの日が庭野開祖の生誕の日であるとともに、立正佼成会に久遠本仏が勧請され、平成3年には法燈継承式典が行われた深い因縁の日であることを示しながら、一切衆生の救済を目指して本会を創立した庭野開祖の生涯を詳述。一乗精神をもとに、一人ひとりが自灯明・法灯明の信仰者として菩薩行に挺身(ていしん)することを誓願しました。
続いて、会員代表が体験説法に立ちました。腎臓の病や青年部長のお役と仕事の両立など、迷いや苦しみが生じるたびにご法の習学を重ねたと振り返り、それを通して「苦しみは本当の生き方に目覚めるためのもの」と受けとめることができた体験を発表。自らのいのちの尊さに気づき、改めて両親に感謝できた喜びを語りました。
このあと、讃歎(さんたん)歌『誓いを胸に』の合唱に続き、庭野会長が登壇しました。
法話に立った庭野会長は、本会の所依の経典である法華経に示された蓮の意味合いを解説。「華果同時」「汚泥不染」「徒花(あだばな)なし」といった蓮の特徴を詳述した上で、「蓮のように美しい花を咲かせるために悲しいことや苦しいこと、大変なことが人間には必要です。美しい花を咲かせられるようお互いに精進させて頂いているのです」と述べました。
さらに、庭野開祖の人柄を太陽のように明るく温かいと振り返り、一人ひとりがそうした人間になるよう決心し、精進する大切さを説きました。
式典後、第二団参会館食堂で祝賀会が開かれ、退任役職者ら約230人が集いました。

(2012.11.22記載)