News Archive

2012年11月25日 平成24年度「一食ユニセフ募金」贈呈式 支援の連鎖 今後も

平成24年度「一食(いちじき)ユニセフ募金」の贈呈式が11月25日、大聖堂での青年幹部会の席上で行われ、泉田和市郎青年本部長から公益財団法人日本ユニセフ協会の早水研専務理事に目録が手渡されました。 

今年度(昨年11月1日から今年10月31日まで)の募金の総額は、4371万9606円。青年部員が中心となって展開した街頭募金やチャリティーバザーなどを通じて市民から寄せられたものです。浄財は、ユニセフがWCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会と共同で実施するフィリピン・ミンダナオ島やケニア、リベリアでの「宗教者による紛争下・後の子ども保護」事業に充てられます。
あいさつに立った早水専務理事は冒頭、継続した支援に対する深い謝意を表明しました。
次いで、同協会の設立のきっかけが戦後、ユニセフ(国連児童基金)から支援を受けたことへの「お礼」として始まった、子どもたち主体の募金活動であることを詳述。その上で、1979年以来、立正佼成会がユニセフ支援を継続していること、東日本大震災の被害に際しては世界でも最貧国のハイチやアフガニスタンなどからも援助があったことを紹介し、地球規模での支え合いやつながりの尊さを称賛しました。
また、本会の支援によって「宗教者による紛争下・後の子ども保護」事業が行われているミンダナオ島で先ごろ、これまで長年にわたって対立を続けていた政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)の間で和平に向けての合意がなされたことについても報告しました。
最後に、現在も紛争や飢餓、干ばつなどで多くの子どもたちが厳しい状況に置かれていると強調。「支援を希望している人がいます。今、日本は応えられる立場にあると思います。今後も支援の連鎖を続けて頂きたい。そうして地球上に暮らす人々とのつながりを深めて頂けたらと思います」と述べました。

(2012.11.30記載)