News Archive

2012年11月28日 世界連邦平和促進全国宗教者・信仰者鎌倉大会 復興支援のあり方討議

『「歴史に学ぶ」-先人の叡智(えいち)を未来につなぐ-』をテーマに、世界連邦日本宗教委員会の「第34回世界連邦平和促進全国宗教者・信仰者鎌倉大会」が11月28日、神奈川・鎌倉市の鶴岡八幡宮で開催されました。同委員会に加盟する宗教者ら約400人が参加。立正佼成会からは、同委員会副会長の渡邊恭位理事長が出席しました。

大会では同八幡宮の舞殿で各宗教による「世界平和の祈り・東日本大震災慰霊の祈り」が捧げられました。本会が新宗教の代表を務め、渡邊理事長を導師、椎名啓至関東教区長、赤川惠一外務グループ次長を脇導師に読経供養が行われました。このあと、渡邊理事長が新宗教を代表して玉串を捧げました。
直会殿での開会式では、大会長のよし(土冠に口)田茂穗・鶴岡八幡宮宮司、大会実行委員長で世界連邦日本宗教委員会会長の田中恆清・石清水八幡宮宮司があいさつを述べました。
続いて、『震災からの復興にみる宗教の力』と題し、仙台市の「心の相談室」事務局長を務める鈴木岩弓東北大学教授が基調講演。東日本大震災の被災地で、宗教者によって進められた慰霊供養や地域の祭りの再興などの取り組みを報告しました。その上で、今後求められる宗教者特有の支援について見解を示しました。続いて、パネルディスカッションが行われ、小島美子・国立歴史民俗博物館名誉教授、川島秀一・神奈川大学特任教授、鈴木氏がパネリストを、田中師がコーディネーターを務めました。
閉会式では、地域の生活文化に根差した心の復興に努力することを掲げた「大会宣言文」を採択。渡邊理事長が来年の開催会場の代表として閉会のあいさつを述べました。
なお、当日配布されたプログラムには、庭野日鑛会長が同大会に寄せた祝辞が掲載されました。

(2012.12.07記載)