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2013年01月30日 杉山一太郎・神道扶桑教第五世管長の告別式 川端総務局長が参列

神道扶桑教第五世管長・杉山一太郎師(昨年12月10日に帰幽=享年92歳)の告別式が1月30日、東京・千代田区の帝国ホテル「富士の間」で執り行われ、立正佼成会から川端健之総務局長が参列しました。川端局長は祭壇に玉串を捧げ、杉山師の遺徳に敬意を表し、冥福を祈りました。

同師は昭和15年に皇典講究所養成所を卒業し、神道扶桑教教導職を拝命。同32年には同教大教庁に奉職しました。同63年3月に管長に就任。宗教法人審議会(文部科学大臣の諮問機関)委員、教派神道連合会理事長、日本宗教連盟理事長などの要職を歴任しました。庭野日敬開祖、庭野日鑛会長とも懇意な間柄で、平成22年6月に開かれた同師の「卆寿を祝う会」には庭野会長が出席し、祝辞を述べました。
昨年12月13日には、庭野会長が東京・世田谷区の同教大教庁を弔問に訪れ、喪主の和子夫人はじめ遺族、宍野史生・同教責任役員に弔意を表しました。また、弔電を送り、杉山師の高潔な人徳を偲(しの)び、追悼の誠を捧げました。

◆メモ 神道扶桑教
元亀3(1572)年に角行東覚師が戦国乱世の世を救うため「天地平安・萬人安福」を真願として冨士道を開いたことを起源とする。明治時代、教祖の宍野半師(初代管長)が多数に分立していた冨士講を「冨士一山教会」に統合。明治15年に教派神道の一派「神道扶桑教」として独立した。「扶桑」とは「冨士山・日本」の意。昭和27年、包括宗教法人に認証され、全国に教会・布教所・神事所・講社を設け、活発に活動している。

(2013.02.08記載)