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2013年02月12日 平和生み出す人材づくりを 新宗連青年会 第1回「青少年育成セミナー」

『「国民皆信仰」~「真の平和を生み出す」青年リーダーの育成』をテーマに新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)の第1回「青少年育成セミナー」が12、13の両日、京都市の関西セミナーハウスで開催されました。5教団から、青少年育成の担当者ら15人が参加しました。

同セミナーは、庭野日敬開祖を顕彰し、その願いである宗教青年の育成を目的に立正佼成会が平成12年に新宗連青年会に指定寄付して5年間実施された「屋久島スタディーツアー」の後継事業。「明るさ」「温かさ」「安心感」を具(そな)える人材の育成を目的に開催されました。
12日は、田野伸二・新宗連青年会委員長(円応青年会会長)のあいさつのあと、『新宗教は21世紀を救えるのか!?』をテーマに渡辺順一金光教羽曳野教会長が基調講演。冒頭、東日本大震災の被災地に新宗教の青年たちがボランティアとして訪れたことを挙げ、新宗教の教団の活動には多くの人が携わっていると強調しました。「在家主義による新宗教の活動は、一人ひとりの苦に寄り添うもの。伴走的な支援に取り組むことが『無縁社会』と呼ばれる現代の日本を救うと思います」と語りました。
一方、宗教団体に対する印象を調べた全国世論調査を引用し、「どういう活動をしているのか分からない」と答えた人が5割近くを占めた結果を紹介。「宗教の閉鎖性」を払拭(ふっしょく)していくためには「自分の言葉で教団の教えを語ることが大切」と述べました。
このあと、参加者は基調講演からの気づきや学びをカードに書き出しました。2日間のグループワークを通し、それぞれの課題や今後の方向性について意見を交わしました。

(2013.02.22記載)