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2013年03月06日 新宗連第24回教団人セミナー

新宗連(新日本宗教団体連合会)の「第24回教団人セミナー」が3月6日、東京・渋谷区の新宗連会館で開催されました。加盟教団の代表、役員ら30人が参加。立正佼成会から根本昌廣外務部長が出席しました。

当日は、『希望格差社会の未来図――新しい生き方を考える』と題し、中央大学文学部の山田昌弘教授が講演しました。この中で、一定の努力により誰もがある程度豊かな生活を築けた「努力保証社会」から、努力が報われる少数と報われない多数に二極化する「希望格差社会」に変わってきた昨今の社会状況を説明。IT化、経済のグローバル化が進む中で、専門的な知識を有し、将来を期待できる一部の「専門的労働者」に対し、知識やスキルを養うことができないまま、必要な時だけ雇われる「単純労働者」の増大がその背景にあると話しました。こうした社会構造が、現代の若者の希望を喪失させ、無力感やうつ病、犯罪などを引き起こし、社会と向き合えない若者を増加させていると指摘しました。

(2013.03.22記載)