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2013年04月06日 「こころホット」ボランティア 会員主体の活動スタート

立正佼成「こころホット」ボランティアの会員を主体とした活動が4月6日、スタートしました。3泊4日の行程で、立川、東村山両教会の会員4人が岩手・釜石市内の仮設住宅を訪れました。

同ボランティアは、東日本大震災からの復興を支援する「こころ ひとつに」プロジェクトの一環。昨年から継続して行われており、今年の活動も本部スタッフにより3月から始まっています。釜石市社会福祉協議会が進める「お茶っこサロン」に協力し、仮設住宅内に設置された談話室で入居者に飲み物や菓子を提供し、主に聴き役となり、心に寄り添うもの。「お茶っこ」への誘いを通した「見守り訪問」も活動に含まれます。
参加者とプロジェクトメンバー、釜石教会会員ら合わせて8人は2チームに分かれ、6、7の両日で5カ所の仮設住宅を訪問、「お茶っこサロン」を開設しました。
向定内(むかいさだない)仮設住宅(42戸)では6日、午前10時から午後3時まで活動を実施。会員たちは、8人の入居者を温かく迎え入れ、一人ひとりの話にじっくりと耳を傾けました。室内には笑い声があふれ、和やかな雰囲気に包まれました。入居者同士のつながりも深まり、被災体験や今後の生活について語り合われました。
被災した80代の女性は、「家や財産を失ったのは諦められるけど、旦那(だんな)を亡くしたのが諦められない」と、心境を告白。会員たちは涙をこらえ、入居者の話に耳を傾けました。帰り際、その女性は「やっと話せて、すっきりした。ありがとう」と笑顔を見せました。
東村山教会の会員は、「2年経って、やっと当時の心境を話される方もいて、改めて被災地の現状を知りました。そばにいて共感させて頂くことの大切さが分かり、入居者にとって『お茶っこサロン』は有意義な場所だと実感しました」と話していました。
活動は、週末に釜石市内の仮設住宅で実施され、毎週1支教区が担当します。

(2013.04.12記載)