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2013年05月19日 第44回「青年の日」『わかちあいの心をひろげよう』


『わかちあいの心をひろげよう』をスローガンに、全国の青年部員たちが平和への歩みを進めた(写真は、泉州教会が南海電鉄堺東駅前で行った「一食ユニセフ募金」)

第44回「青年の日」が5月19日、『大志~社会変革の風をおこそう』をメーンテーマに全国で実施されました。青年部員合わせて約1万5千人が参加し、地域社会、世界平和のために菩薩行に取り組みました。会員、市民ら約3万8千人がこれに協力しました。今年は『わかちあいの心をひろげよう』がスローガンに掲げられ、統一プログラム「『一食(いちじき)を捧げる運動』の推進」の一環として「一食ユニセフ募金」に取り組む教会が目立ちました。正午には、参加者全員で「祈りのことば」を唱和しました。この日、庭野光祥次代会長は、豊島、港の両教会の会場を訪れ、それぞれの取り組みに参加しました。

今年、「一食を捧げる運動」の推進が呼びかけられたのは、「一食」の精神が世界平和を築く根本となるものだからです。当日は同運動を市民に伝える活動が各地で展開されました。中でも約150教会が、「一食ユニセフ募金」を実施。駅前や繁華街など計500カ所以上で市民に協力を呼びかけました。
横須賀教会は京浜急行横須賀中央駅前で「一食ユニセフ募金」を実施。ポスターやチラシを使い、紛争などに苦しむ世界の子供たちの現状を訴えました。献金者には日本ユニセフ協会と青年グループがタイアップして製作した「一食ユニセフ募金サポーターステッカー」を手渡しました。
参加した青年部員の一人は、「事前学習会で一食運動の大切さを学び、朝食を抜いて募金に臨みました。空腹のつらさを味わい、貧困で苦しむ子供たちのことを思い、協力を呼びかけました」と語っていました。
また、函館教会は、ユニセフ支援を目的にチャリティーイベントを開催。会場にユニセフの横断幕を掲げ、来場者にユニセフの活動をPRし、支援を呼びかけました。
当日は、日本ユニセフ協会の早水研専務理事が港教会の青年部員らと共に都内で募金に立ちました。早水専務理事は「子供たちが声を枯らして募金を呼びかける姿に感銘を受けました」と感想を述べていました。
ユニセフ支援の取り組みに寄せられた浄財は、ユニセフ本部とWCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会の連携による子供たちの保護事業に拠出されます。
一食運動を多くの市民に知ってもらおうと、朝霞教会は、朝霞市民会館で講演会を開催しました。参加者は、社会貢献グループの星﨑衣里スタッフを講師に「祈り」「同悲」「布施」という一食運動の精神や支援先の現状について学びました。
一方、東日本大震災の被災地復興支援活動に取り組んだ教会も多くありました。継続的に復興支援募金を行ってきた墨田教会は、事前に福島・南相馬市を視察。当日は、JR錦糸町駅前など墨田区内4カ所で街頭募金を実施し、現地の様子をパネルで紹介しながら、市民に被災地の現状を伝えました。寄せられた浄財は、南相馬市内の小学校に寄付されます。
地域貢献活動に取り組んだのは京都教会。チャリティーバザーを開催し、収益の一部を京都新聞社会福祉事業団の要請に応え、同事業団の「愛の奨学金」に寄贈します。
さらに、久留米教会は7月の参議院選を前に政治への理解を深めようと、道場に参議院議員の藤末健三氏、大久保勉氏を招き、「政治学習会」を開催。戦争の放棄などを定めた日本国憲法9条の大切さや、被爆国として戦争の悲惨さを訴えていく重要性を学びました。このほか「アフリカへ毛布をおくる運動」に取り組む教会も見られました。


【函館】ユニセフ支援を目的に、チャリティーイベント「青年の日in菜の花まつり」を開催した


【沖縄】雨の中、那覇市・国際通りなど3カ所で「一食ユニセフ募金」に取り組んだ


【名古屋】同市の大須観音前など17カ所で「一食ユニセフ募金」を展開。観光客や市民から心のこもった献金が寄せられた


【港】東京タワーの真下で募金を実施。庭野光祥次代会長と日本ユニセフ協会の早水研専務理事も駆け付け、支援を呼びかけた


【高岡】高岡、砺波両市内の公園で清掃奉仕を行い、落ち葉や雑草などを集め、美化に努めた


【郡山】3年ぶりに「一食ユニセフまつり」を実施。アフリカへ毛布をおくる運動のパネル展示も行われた


【横須賀】来日中のBCYCCのメンバーと一緒に「一食ユニセフ募金」を行った


【久留米】教会道場で開かれた「政治学習会」では青年たちが政治と憲法について意見を交わした

(2013.05.24記載)