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2013年05月27日 「法華経国際会議」開く

『法華経と人間苦』をテーマに「法華経国際会議」(国際伝道グループ主催)が5月27日から6月1日まで、埼玉・嵐山町の国立女性教育会館で開催され、日本、台湾、米国、イタリア、ニュージーランドの宗教学者ら18人が参加しました。立正佼成会からは庭野統弘学林学長が出席し、発表に立ちました。

同会議は海外の宗教学者に法華経への理解を深めてもらうことを目的に1994年から毎年行われています。
この中で、庭野学長は『法華経による苦を解決する過程』と題し、苦を滅するための「四諦(したい)の法門」を説明しました。また、人間は苦がありながらも菩薩になるための修行ができると述べ、本会会員が東日本大震災で家族を亡くした悲しみを抱えながら、懸命に会員の安否確認や支援物資の配布にあたったエピソードを紹介。「その姿は、多くの人に生きる力を与えたと思います。まさに菩薩であり、仏性の表れだと感じました。相手の仏性を拝むことが自他の悲しみを和らげる一助になると信じます」と述べました。
なお、一行は1日に本会秩父教会を訪れ、「布薩(ふさつ)の日」式典に参列。このあと、秩父神社を参拝しました。

(2013.06.07記載)