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2013年06月21日 WCRP日本委 第9回世界大会に向け学習会

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会による「国際活動に関する学習会」が6月21日、京都市国際交流会館で行われ、同委員会の役員をはじめ80人が参加しました。第9回WCRP世界大会(今年11月、オーストリア・ウィーン)に向け、大会のポイントやWCRP国際委員会の活動について理解を深めるもの。立正佼成会から同日本委会長の庭野日鑛会長、同特別会員の庭野光祥次代会長が出席しました。

学習会では庭野会長のあいさつに続き、ウィリアム・ベンドレイWCRP国際委事務総長、杉野恭一同副事務総長が講演しました。
ベンドレイ事務総長は、世界大会の歴史を振り返ったあと、今大会の骨子を説明。メーンテーマの『他者を歓迎する』には、他者への「寛容」を超え、より積極的に他者を「受容」し、互いに肯定的な関係を築くという深い宗教的な意味合いが込められていると指摘しました。
さらに、メーンテーマを実現するための方策として設けられた三つのサブテーマ『紛争予防・解決』『正しく調和のとれた社会と国であるための市民権』『地球を尊重する人間開発』についてそれぞれ解説。「世界各地で深く傷つく人々のために宗教者として何ができるのか、大会で語り合いたい」と述べました。
杉野副事務総長は、国際委員会による世界各地での活動を報告。政府軍と反政府勢力との激しい衝突が続くシリアをはじめ、ミャンマー、スリランカ、タイなどで和平に向けた地道な対話を続けていることを紹介した上で、今後も政府や国連機関などとも連携を図り、諸宗教協力による和解と平和構築の取り組みを一層進める決意を表明しました。

(2013.07.07記載)