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2013年09月10日 脇祖さま報恩会 庭野会長が法話 自分を律する大切さ強調


庭野会長は、形を繰り返すことで我執が取れるなどと説いた

長沼妙佼脇祖の祥月命日にあたる9月10日、「脇祖さま報恩会」が大聖堂はじめ全国教会で行われました。大聖堂には約3300人が参集。法話に立った庭野会長は、自らを律する大切さを強調しました。

大聖堂での式典では、奉献の儀のあと、長沼脇祖の法話(録音)拝聴と続き、読経供養が行われました。導師の庭野光祥次代会長が、庭野会長の報恩讃歎(さんたん)文を奏上し、持川和律旭川教会長が体験を説法しました。
持川教会長は、布施行に徹した両親の信仰と、当時の教会長との法縁を原点に、立正佼成会に奉職。旭川教会に赴任後、長女の不登校を通して、サンガと共に目の前の人の仏性を礼拝(らいはい)する修行に取り組み、仏道を歩める尊さと、家族、サンガに深く感謝しました。
庭野会長は法話の中で、ご供養や導き、布施などは修行の“形(かた)”であるとした上で、「形に従うことで、我(が)が打ち消されるのです。形を一つひとつ重ねていくことが、人格を向上させるきっかけとなります」と説きました。
さらに、自分の思い通りにしようとする我執が苦を生むとして、物事は自由にならないことを銘記し、自分を律する大切さを強調。「形をしっかりと行うことによって、本来の素直な、優しい人間に戻れるのです」と話し、精進を促しました。

(2013.09.20記載)