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2013年09月04日 新宗連 第74回拡大宗法研 『宗教法人と情報公開』テーマに

『宗教法人と情報公開――現状と課題を探る』をテーマに9月4日、新宗連(新日本宗教団体連合会)宗教法人研究会による「第74回拡大宗法研」が東京・渋谷区の新宗連会館で行われ、同研究会のメンバーら23人が参加しました。

講演した石村耕治・白鷗大学教授は、現行法制のもとで宗教法人は法令遵守(じゅんしゅ)、帳簿書類等の作成・提出、公告などを義務付けられており、運営・経理内容の情報開示は十分に行われているとの認識を示しました。一方で、一般市民からは宗教法人の財務内容の透明化を求める声が強く、その意識の乖離(かいり)が課題であると指摘しました。
その上で、宗教法人が所轄庁や課税庁だけでなく、広く市民に対しても自主的に情報開示に努める必要性を強調。具体策として、一定の財務情報を刊行物やインターネットで公開することなどを挙げました。

(2013.09.20記載)