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2013年09月29日 ローマで「第27回世界宗教者平和のための祈りの集い」


閉会式で渡邊理事長は諸宗教の代表と共に登壇。市民が見守る中、平和の燭台に火を灯した

聖エジディオ共同体(本部=イタリア・ローマ)主催による「第27回世界宗教者平和のための祈りの集い」が9月29日から10月1日までローマ市内で開催され、60カ国から諸宗教指導者約400人が参加しました。テーマは『「希望」の勇気――諸宗教と文化の対話』。立正佼成会から渡邊恭位理事長が出席しました。

29日の開会式では、イタリアのエンリコ・レッタ首相のあいさつに続き、アンドレア・リカルディ同共同体創設者が登壇。世界各地で頻発するテロ攻撃に警鐘を鳴らした上で、「平和が諸宗教の基盤を必要としている」と語りました。
30日、10月1日には、テーマ別に32の分科会が開かれ、宗教者の役割などが討議されました。『希望と平和――日本の諸宗教』と題する分科会で発表を行った渡邊理事長は、「仏のすべての教えの根幹を成すものが一乗の教えであり、一乗が説き示す世界は、あらゆる国家、民族、宗教の違いを乗り越え、互いを認め合い協力し合う大調和の世界」と説明しました。
その上で、国連軍縮特別総会での庭野日敬開祖の演説内容や、本会青年部とフィリピンのバターンキリスト教青年会(BCYCC)との交流と平和のための協働について紹介しました。
30日には、代表者がバチカンでローマ教皇フランシスコと謁見(えっけん)。渡邊理事長も参列しました。
最終日には、ローマ中心地の諸会場で宗教別の平和の祈りが捧げられました。仏教徒の祈りでは渡邊理事長が脇導師を務めました。このあと、参加者はそれぞれの会場からローマ市庁舎広場まで平和行進。同広場で行われた閉会式では、代表者が平和の燭台(しょくだい)に火を灯(とも)し、「ローマからの平和アピール」が採択されました。

(2013.10.11記載)